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あがり症なのか、吃音なのか、それとも両方なのか。 あがり症と吃音の違いって、検索してもスッキリしないことが多いですよね。
人前に出ると声の震えや動悸、赤面が出たり、言葉がつまる・どもりっぽくなると、「これって社交不安障害(SAD)?対人恐怖?それとも吃音?」と不安になりがちです。 面接や電話、プレゼンのたびに症状が出るなら、なおさら気になりますよね。
この記事では、原因の違い、独り言でできるチェック、ブロック・連発・伸発の見分け、病院は心療内科・精神科なのか耳鼻科なのか、言語聴覚士に相談できるのかまで、あなたが次の一歩を選びやすい形でまとめます。
- あがり症(社交不安障害SAD)と吃音の違い
- 独り言や状況でできるセルフチェック
- 声の震え・動悸・赤面と吃音症状の見分け
- 受診先と治療(認知行動療法・発話訓練)の考え方
あがり症と吃音の違いを整理
まずは「何が一次的なのか」を整理すると、見分けが一気に楽になります。 あがり症は評価への不安が中心、吃音は発話の流暢性そのものが崩れるのが中心。 ここを押さえたうえで、症状の出方や体の反応を見ていきます。
社交不安障害SADとは
いわゆる「あがり症」の多くは、医学的には社交不安障害(SAD)の枠組みで説明できます。 ここ、誤解されやすいんですが、「人前が苦手な性格だから」ではなく、否定的に評価されることへの恐怖が強くて、身体が過敏に反応してしまう状態なんですよね。 あなたが弱いわけじゃなくて、脳と体の反応が“過保護モード”に入ってしまうイメージです。
よくある場面:面接・発表・電話で出やすい
SADは、面接・発表・会議・雑談みたいな「見られる状況」で強く出やすいです。 特に、電話は相手の表情が見えないぶん想像が暴走しがちで、「変な沈黙になったら終わりかも」「噛んだら評価が下がるかも」みたいに、頭の中で“最悪の未来予想”が走りやすいんですよ。 こうなると、会話の内容よりも「自分がどう見えてるか」を監視し始めて、ますます緊張が増える…という流れになりがちです。
身体症状:声の震え・動悸・赤面が主役になりやすい
具体的には、交感神経が優位になって、声の震え、手の震え、動悸、発汗、赤面、口の渇き、息苦しさなどが出ます。 ここで大事なのは、これらは“わざと”出してるわけじゃないこと。 脳が「危険!」と誤作動して、闘争・逃走反応が起動してるだけです。 だから「落ち着け」と言われても落ち着けないし、深呼吸しても止まらないことも普通にあります。
不安のループ:自己注目→安全行動→さらに不安
SADの厄介なところは、身体症状が出ると「やばい、バレた」「変に思われた」と自己注目が強まり、そこで“安全行動”を取りがちな点です。 たとえば、視線を外す、話す量を減らす、準備した台本を早口で読み切る、手を強く握って震えを隠す、など。 短期的には安心できるんですが、長期的には「安全行動がないとダメだった」という学習を強めてしまって、次の場面の恐怖が増えることが多いです。 ここ、気になりますよね。
私の整理:あがり症(SAD)は、不安が先に立って、体の反応や話しにくさが後から乗るタイプが多いです。
社交不安障害の特徴や診断の考え方は、一次情報として公的機関の資料も参考になります。 (出典:米国国立精神衛生研究所 NIMH「Social Anxiety Disorder」)
ここで大事なのは、SADは「気合い」や「根性」の問題ではないこと。 つらさが強いなら、早めに医療機関で相談してOKです。 正確な情報は公式サイトをご確認ください。 最終的な判断は専門家にご相談ください。
吃音どもりの症状3型
吃音(きつおん)は、話す場面で音や言葉がスムーズにつながらない状態で、代表的な中核症状は大きく3つに分けられます。 ここがポイントなんですが、吃音は「緊張してるから出る」だけでは説明しきれないことが多いです。 緊張で悪化はしやすいけど、根っこは発話の運動制御のタイミングがうまく噛み合わない感じに近いんですよね。
中核症状:連発・伸発・ブロック
まずは表にまとまっている3型。 これ、あなたが「自分がどれっぽいか」を言語化できるだけで、受診や相談がめちゃくちゃ進みやすくなります。 症状は混ざることもあるので、ひとつに決めつけなくて大丈夫です。
| 型 | 典型例 | 体感 |
|---|---|---|
| 連発 | か、か、か、から… | 同じ音が止まらず繰り返される |
| 伸発 | さーーーかな | 音が不自然に伸びて次に移れない |
| ブロック | ……(無音)……っ | 息や声が止まる・喉が固まる |
水面下が本体:言い換え・回避・予期不安
吃音がつらいのは、目に見える症状だけじゃないことが多いです。 たとえば「言い換え」。どもりそうな単語を避けるために、頭の中で別ルートを探し続ける。 これ、会話のたびに脳が全力疾走するのでめちゃくちゃ疲れます。 次に「回避」。 電話に出ない、自己紹介を避ける、発表を断る、会食で話さない。 短期的にはラクだけど、長期的には生活の自由度が狭まっていきます。
吃音が強化される流れ:努力が逆効果になりやすい
吃音でよくある罠は、「絶対どもらないように」と力が入るほど、ブロックが強くなりやすいところです。 喉や口周りが固まり、息が詰まり、出ない。 すると「やっぱり無理だ」と予期不安が増え、次の場面でさらに固くなる。 こういう悪循環は、本人の努力不足じゃなく、学習の仕組みとして起きやすいんですよ。
私の実感として大事な視点:吃音は、症状そのもの+それを避ける工夫がセットでつらさを作っていることが多いです。
「どもり」は文脈によっては当事者が嫌がる場合もあります。 この記事では説明上使うことがありますが、普段は吃音という表現のほうが無難かなと思います。
独り言でわかるチェック
見分けでいちばん使いやすいのが、独り言でどうなるかです。 もちろん例外はありますが、方向性をつかむにはかなり役立ちます。 なぜなら、あがり症(SAD)は「他者の評価」が燃料になりやすい一方で、吃音は「発話運動のタイミング」そのものが引っかかりやすいからです。 つまり、他者が消えたときに何が起きるかを見ると、見えてくるものが増えるんですよね。
チェックのやり方:日常でできる範囲でOK
おすすめは、いきなり難しいことをしないことです。 たとえば、ひとりで部屋にいるときに、今日あったことを30秒だけ声に出して話してみる。 スマホのボイスメモに録音してもいいです(ただし録音がプレッシャーになるなら無理しなくてOK)。 ポイントは、人に聞かれる前提がない状態で、どの程度スムーズかを見ることです。
独り言チェック
- 独り言だとスラスラ:あがり症(SAD)寄りの可能性が高い
- 独り言でも時々つっかえる:吃音寄りの可能性が高い
- 人前だけ極端に悪化:併発(吃音+社交不安)が混ざっている可能性もある
例外もある:吃音でも独り言が楽になることは多い
ここは誤解しやすいので、はっきり言います。 吃音の人でも、独り言やペットへの話しかけで流暢性が上がることはよくあります。 だから「独り言がスラスラ=絶対SAD」と断定はできません。 ただ、独り言で完全に何の引っかかりもなく、他者がいるときだけ震えや動悸が主役なら、SADの比重が大きい可能性が上がります。
もうひとつの鍵:不安が消えたら100%流暢か
もう一つのヒントは、「不安がなくなれば完全に流暢か」です。 SADは不安が抜けると話せることが多い一方、吃音はリラックスしていても出ることがあります。 あなたが「緊張ゼロでも時々詰まる」感覚があるなら、吃音要素が混ざっている可能性を頭の片隅に置いておくと良いかなと思います。
セルフチェックはあくまで目安です。 診断は医師や専門職が総合的に行います。 正確な情報は公式サイトをご確認ください。 最終的な判断は専門家にご相談ください。
声の震え動悸赤面の特徴
あがり症(SAD)側のサインとして多いのは、声の震え、動悸、赤面、発汗、手足の震えなどの自律神経系の反応です。 ここが強い人は、「話し方」よりも「身体反応が出ること」自体が怖くなっていることが多いです。 たとえば「声が震えたら終わり」「赤面したら嫌われる」みたいな形で、症状が“評価の証拠”に見えてしまうんですよね。
「言葉が出ない」の正体が違う
同じ「言葉が出ない」でも、あがり症と吃音では体験が違うことがあります。 SAD寄りだと、息が浅くなって声がうわずったり、口が乾いて滑舌が落ちたり、頭が真っ白になって言葉の想起が止まったりします。 つまり、「発話機能が壊れた」というより、緊張で処理能力が一時的に落ちる感じに近いです。
吃音の「出ない」は凍結感が出やすい
一方で吃音の「出ない」は、緊張の震えというより、発話の開始や切り替えが凍る感じに近いことがあります。 喉がギュッと締まる、息が止まる、口の形は作れているのに音が出ない、みたいな体感です。 しかも、焦れば焦るほど力が入って、余計に出なくなることがある。 ここがしんどいんですよね。
震えが主役なら「まず身体反応を理解」からが近道
もしあなたが「どもる」より「震える・動悸がきつい」タイプなら、まずは身体反応の仕組みを理解して、恐怖を下げるのが近道になりやすいです。 震えは悪者に見えるけど、体が頑張ってる結果でもあります。 ここを「止めなきゃ」だけで攻めると、逆にプレッシャーが増えてしまうこともあるので注意です。
震えが主役で困っているなら、サイト内の以下も参考になるかもです。
動悸や息苦しさが強い場合、別の身体疾患が関係することもゼロではありません。 心配なら医療機関で相談してください。 正確な情報は公式サイトをご確認ください。 最終的な判断は専門家にご相談ください。
ブロック連発伸発の違い
同じ「言葉がつまる」でも、質が違います。私はここを丁寧に見たほうがいいと思っています。 なぜかというと、対策がズレると、頑張ってるのに空回りしやすいからです。 たとえば、吃音のブロックに対して「落ち着いて深呼吸して」と言われても、すでに何百回もやってるし、むしろ意識が喉に集中して固まることもあります。 ここ、地味に傷つくポイントでもありますよね。
ブロック:無音の固定化(押し出すほど悪化しやすい)
吃音のブロックは、「出したいのに物理的に出ない」感じが強いです。 息が止まる、声帯が閉まる、口が固まる、みたいな“固定化”が起きやすい。 ここで無理に押し出そうとすると、力みが増えてさらに固くなることがあるので、経験的に「力で突破」は逆効果になりやすいです。
連発:語頭で反復が止まらない
連発は、語頭で繰り返しが起きやすいです。 「か、か、か…」のように、出だしが連続してしまう。 周りからは「緊張してるのかな?」と見えることもあるんですが、本人としては止めようとするほど引っかかることがあります。 テンポが崩れやすいので、話す速度や出だしの入り方が影響しやすいタイプでもあります。
伸発:音を伸ばして次へ移れない
伸発は、音が伸びてしまって次の音に移れない感じです。 呼気は出ているのに、構音の切り替えが止まる。 周りは「間を取ってるのかな」と思うこともありますが、本人はコントロールできない引っかかりとして体験することが多いです。
あがり症の詰まり:震え・乾き・想起困難が絡む
あがり症側の詰まりは、呼吸が浅い、口が乾く、声帯がこわばる、思考が焦る、で「うまく乗らない」形になりやすいです。 言葉が「出ない」というより、「震えて不安定」または「頭が真っ白になって言葉が出てこない(想起困難)」に近いことも多い。 つまり、吃音は発話そのもの、SADは不安と身体反応がトリガーになりやすい、というイメージです。
見分けの小ワザ:詰まった瞬間に「喉がギュッ」「息が止まる」なら吃音のブロック寄り、「震える・息が浅い・頭が真っ白」ならSAD寄りになりやすいです(ただし混在もあります)。
あがり症と吃音の違いと対処
次は「じゃあどう動くか」です。 ここは、症状がどっち寄りか、そして併発しているかで作戦が変わります。 無理に一つに決めつけず、あなたの困りごとを減らす方向で組み立てていきましょう。
原因は不安か発話運動か
あがり症と吃音の違いの核は、原因と結果の順番です。 ここが整理できると、対策の方向がグッと合いやすくなります。 逆にここが曖昧だと、「不安をどうにかしよう」と頑張っても吃音の引っかかりが残ったり、「発話練習をしよう」と頑張っても不安が燃料になって悪化したり、努力が空回りしやすいです。
あがり症(SAD):評価への不安が一次的
あがり症(SAD)は、評価への不安が一次的で、声の震えや詰まりは二次的に起きやすいです。 つまり、恐怖の中心は「話せないこと」よりも「変に思われること」「恥をかくこと」。 この場合は、発話技術よりも、不安の扱い方(認知の修正・回避の減らし方)が土台になります。
吃音:発話の流暢性の崩れが一次的
吃音は、発話の流暢性の崩れが一次的で、不安や回避は二次的に積み上がりやすいです。 だから、不安がゼロでも中核症状が出ることはありえます。 もちろん緊張が加わると悪化しやすいんですが、根本は「落ち着けば治る」タイプとは違うことが多いです。
現実は混ざる:燃料を見極める
ただ現実は混ざります。 吃音の経験が積み重なって社交不安が強くなったり、社交不安の緊張でブロックが増えたり。 だから私は、「今つらいのは何が一番の燃料か」を見ます。 燃料が違うと、優先順位も変わるんですよね。
燃料の見つけ方
- 「見られる怖さ」が先に来る → SAD側の介入が優先になりやすい
- 「特定の音・単語が怖い」が強い → 吃音側の介入が優先になりやすい
- どっちも強い → 併発前提で並行が現実的
燃料がどれかは、日によって変わることもあります。 「今日は不安が主役」「今日はブロックが主役」みたいに波があって普通です。 正確な評価は専門家と一緒に整理するのが安心です。 最終的な判断は専門家にご相談ください。
併発しやすい対人恐怖
吃音があると、過去の失敗体験(笑われた、急かされた、怒られた)が積み重なって、対人恐怖や社交不安が育ちやすいです。 これは「気にしすぎ」じゃなくて、学習として自然に起きやすい反応なんですよね。 人前でどもって恥ずかしかった経験があると、次の場面で体が先回りして守ろうとします。 結果的に、話す前から緊張が上がり、筋肉が固くなり、吃音が増悪する…という流れになりやすいです。
併発の典型パターン:悪循環が回る
併発っぽいときに起きやすいのが、予期不安 → 体の緊張 → 吃音の増悪 → 失敗体験 → 不安の強化のループです。 ここが回ると、「話すこと」そのものが危険なイベントになって、生活の選択肢が狭まりやすいです。 電話を避ける、会議で黙る、雑談を断る、就活や転職が怖くなる…みたいに、困りごとが会話の外側にまで広がっていく感じです。
吃音特異的な不安と全般的な不安は分けて考える
私はここを分けて考えるのが大事だと思っています。 たとえば、「吃音が出るのが怖い」だけなら、恐怖の対象は吃音そのものに限定されがちです。 一方で、「どもってなくても評価されるのが怖い」「食事してる姿を見られるのが怖い」みたいに広がっているなら、SADがしっかり併発している可能性が高くなります。 ここを分けると、治療や練習の優先順位が組みやすくなります。
私の考え:併発があるときは、吃音だけ/不安だけの片輪運転にならないのが大事です。 両方を少しずつ崩すほうが、結果的に早いことが多いです。
つらいときほど「完璧に話そう」とすると、体が固まって逆効果になりがちです。 症状が強く日常生活に支障があるなら、早めに医療機関や専門職へ相談するのがおすすめです。 最終的な判断は専門家にご相談ください。
受診先は耳鼻科か心療内科
「どこに行けばいいの?」は本当に迷いますよね。 ここは私も、最初に整理できてないと遠回りしやすいと思っています。 目安としては、主役が発話の問題か、不安の問題かで分けると動きやすいです。 さらに言うと、どっちか一方に決めきれないなら、まずは困りごとが一番大きいほうから相談して、必要なら連携していくのが現実的です。
| 困りごとの中心 | 相談先の目安 | 話すと良いポイント |
|---|---|---|
| 言葉が出ない・ブロックがつらい | 耳鼻科(音声外来)/ リハビリ / 言語聴覚士 | 症状の型(連発・伸発・ブロック)、出やすい場面、独り言での状態 |
| 動悸・震え・赤面・回避がつらい | 心療内科 / 精神科 | 不安の強さ、回避行動、睡眠、仕事や学校への影響 |
| 両方強い | 併発前提で両方に相談 | どちらが先に悪化するか、悪循環の流れ |
相談のコツ:症状を「場面」と「体感」で伝える
受診で大事なのは、うまく説明しようとしすぎないことです。 おすすめは、(1)出やすい場面(電話、面接、雑談、自己紹介など)(2)そのときの体感(喉が締まる、震える、息が止まる、頭が真っ白など)(3)どれくらい生活に影響しているか(避けていること、困っている頻度)をメモして持っていくこと。 これだけで話が通りやすくなります。
「言語聴覚士(ST)」という選択肢を知っておく
吃音要素がある場合、言語聴覚士(ST)の支援が役立つことがあります。 発話の練習だけでなく、吃音の出方や回避行動の整理、コミュニケーションの作戦づくりを一緒にやれることがあるからです。 病院やリハビリ施設でSTに繋がることもあるので、「STに相談できるか」を聞いてみるのはアリです。
面接がきつい、評価場面で固まる、という悩みが強いなら、以下の記事も一緒に読むと整理しやすいと思います。
診断や治療方針は個人差が大きいので、断定せず「目安」として読んでください。 正確な情報は公式サイトをご確認ください。 最終的な判断は専門家にご相談ください。
治療はCBTと発話訓練
治療は「どっちかだけ」ではなく、あなたの困りごとに合わせて組み合わせるのが現実的です。 私の感覚では、SAD寄りの人は「不安を下げる設計」が土台になり、吃音寄りの人は「発話と回避の設計」が土台になりやすいです。 併発っぽいなら、どちらかをゼロにしてから次へ、というより、両方を少しずつ動かすほうが進みやすいことが多いかなと思います。
あがり症(SAD)寄り:認知行動療法(CBT)
SADでは、認知(受け取る意味づけ)と回避行動が不安を強めやすいので、CBTで「不安があっても大丈夫だった」を積み上げていくのが王道です。 たとえば、いきなり大舞台に行くんじゃなくて、小さい場面(短い発言、軽い雑談、簡単な電話)から段階を作って慣らす。 さらに「相手が眉をひそめた=嫌われた」と決めつけない練習をする。 こういう地味な積み重ねが効きます。
吃音寄り:発話訓練+対処行動の調整
吃音は発話面のアプローチ(ゆっくり話す、軟起声、ブロック時の抜き方など)に加えて、言い換え・回避の減らし方が大事になります。 完全にどもらないことより、伝えたいことを伝えられる状態に寄せるのがゴールになりやすいです。 たとえば、言い換えをゼロにするんじゃなくて「今日は1回だけ言い換えを減らす」みたいな小ステップで、体の固さを下げていくやり方もあります。
併発っぽいとき:順序が超大事
併発っぽい場合、先に不安が爆発している状態だと、発話訓練が「怖い練習」になってしまって続きにくいです。 だから私は、不安の土台を少し落ち着かせつつ、発話の作戦も並行という形を推します。 片方だけだと、もう片方が足を引っ張って戻りやすいんですよね。
私のおすすめの考え方:併発っぽいなら、不安の治療(CBTや必要なら薬の相談)と、発話訓練を並行したほうが回り道になりにくいです。
薬の話(SSRI、抗不安薬、β遮断薬など)は体質や持病で向き不向きがあります。 自己判断で始めず、必ず医師に相談してください。 正確な情報は公式サイトをご確認ください。 最終的な判断は専門家にご相談ください。
日常でできる「悪化しにくい土台」も作っておく
治療や相談と並行して、日常の土台づくりも地味に効きます。 睡眠不足、カフェイン過多、過密スケジュールは、震えや動悸を強めたり、喉周りを固くしたりしやすいです。 「全部整える」は無理でも、できるところだけでOK。 あなたの体を敵にしない方向で整えていくのが大事かなと思います。
「今すぐの場面対処」が必要な人は、呼吸や体の落ち着かせ方の整理も役立ちます。
あがり症と吃音の違いまとめ
最後に、あがり症と吃音の違いを短くまとめます。 あなたが迷ったときの「戻る場所」になればうれしいです。 ここまで読んで「自分の状態、単純じゃないかも」と感じたなら、それはむしろ正常です。 現実はグラデーションで、SAD寄り・吃音寄り・併発寄りが揺れます。 大事なのは、診断名を一発で当てることより、あなたの困りごとが減る方向に手を打つことです。
今日から使える最短の整理
まとめの要点
- あがり症(社交不安障害SAD)は評価への不安が中心で、声の震え・動悸・赤面が出やすい
- 吃音は発話の流暢性(連発・伸発・ブロック)が中心で、独り言でも出ることがある
- 両方が絡むと悪循環が起きやすいので、併発前提で組み立てると進みやすい
- 受診先は、発話中心なら耳鼻科・言語聴覚士、不安中心なら心療内科・精神科が目安
行動に落とす:迷ったらこの順で
もし迷うなら、私はこの順がやりやすいと思っています。 まず独り言チェックで方向性をつかむ。次に「出やすい場面」と「体感」をメモする。 最後に、困りごとが強いほうの受診先へ相談する。 完璧に準備しなくてOKです。 あなたが「相談していい」と思えることが大事です。
ここまでの内容は一般的な目安で、個人差があります。 症状が強い・生活に支障が大きい場合は、自己判断で抱え込まず専門家に相談してください。 正確な情報は公式サイトをご確認ください。 最終的な判断は専門家にご相談ください。
ここまで読んで「自分はどっち寄りか、なんとなく見えてきたかも」と思えたなら、もう前進しています。 逆に、判断が難しい・生活に支障が大きいなら、遠慮なく専門家に相談してください。 正確な情報は公式サイトをご確認ください。 最終的な判断は専門家にご相談ください。












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