公表されているアンケート結果を調べる

一般的なアンケートを通して、企業が求めている人材や本音をある程度知ることができます。

転職や採用に関する情報はインターネットに非常に多く公開されており、企業側の意見も垣間見られる時代になりました。

転職サイトや人材活用サービス企業のアンケートなどは、企業とのコネクションや提携企業の数の多さにより、信ぴょう性のあるリアルな意見が公開されています。

これらの意見を読んでみると、面接に挑む側と採用を検討する側に違いがあることが分かります。

面接に挑む側としては、スキルや経験、今まで自分が培ってきたものが就職に必要だと思う傾向にあるのに対し、採用する側としては適応力やコミュニケーション力が必要だとみなしています。

これは中途採用などに良く見られる傾向だそうですが、企業側が求めるのは「その会社でうまくやっていける人物」です。

面接を受ける側が思っているほど、スキルや経験は重要視されていません。

人を雇う側からすると、現在雇用している社員たちや現在の環境を優先しなければなりません。

新たに入社する人が周囲を乱さず、会社の業績や社内の雰囲気向上に貢献してくれることを望みます。

自ら関わっていく姿勢

そこで重視されるのがコミュニケーション能力や積極性となります。

コミュニケーション能力があれば、意見の相違があっても解決することができ、提案やアイデアも共有することができます。

面接時に、スキルや経験が全くなく前職でのメリットを生かせなかったとしても、話が通じると感じたので採用したという経験は非常に多く聞かれます。

知らないことも謙虚に聞き取り、相手の言うことを敬意をもって理解しようと努める姿勢はやる気や積極性の表れと捉えられます。柔軟性も非常に重要です。

前職での経験やスキルは、新たに入社しようとする職場でパズルがはまるように合致する時に非常に大きな武器となりますが、たとえ同じ職種だったとしても、業務内容や物事の行い方は違うものです。

こういった環境で以前の職場のやり方や経験に固執してしまうと、むしろスキルや経験を持っていることがマイナスとなってしまいます。

それよりも、新卒や第二新卒が持っているような柔軟性や経験のなさがプラスに見えてきます。

職業によって求められるものは当然変わってきますが、基本的には積極性や外向性などの自ら組織や企画に関わっていく姿勢が求められています。

経験よりも柔軟性

ことさらに経験アピールするよりも、どんな環境でもある程度の順応性や対応力を備えている方が企業にとって理想的な人材となります。

こうした“スキル”は、どんな職場でも培えるものです。