仕事やめたい理由が「自分が悪い」というのはどんな人?

他人のミスさえ自分の失敗と受け止める優しい性格である

社会人になると特定の部署に配属されたりグループで仕事をする機会が増えてきます。
社員一人一人に与えられる仕事もありますが、最終的には部署やグループでの成果につながることがほとんどです。
個人の小さな失敗が影響し周囲に迷惑をかけることもあるでしょう。

しかし責任感が強く周囲に優しい性格の人はたとえ小さなミスでも「自分が悪い」と無意味に自分を責める傾向があります。
「何かできることはなかったのか」と後悔さえする仲間思いの性格だったりします。

また仕事が思うように進まない時もあるでしょう。
仕事量が増えたり、後輩の面倒を余儀なくされるなど直接「自分が悪い」わけではないのに自分に非があると思い込んでしまうのです。

学歴や資格において劣等感を感じやすい

「仕事辞めたい」と思うのは職場の仲間や後輩、上司と比べて学歴や資格などが劣る時です。
職場では主に仕事についてのやりとりが多いですが、アフターファイブになるとプライベートについても話す機会が増えてきます。

学歴や資格、特技や経験などは個人によって差がありますが、人は誰しも他人と比べられて評価されることに多少なりとも不快感を示すものです。
日本は競争社会でありながら、まだまだ学歴や資格などの肩書を個性や趣味以上に評価することがあります。

学歴や資格が職場の中より低いということは決して恥じるべきことでありませんが、劣等感を必要以上に感じやすい人もいるでしょう。
結果的に「自分が悪い」と思ってしまうのです。

上司や同僚にミスを指摘され続けて落ち込んでいる

心から「仕事辞めたい」と、一度ではなく数回にわたって考えるときは、実際に多くのミスをしてしまった時かもしれません。
それこそ本当に「自分が悪い」時であると自覚をする人も多いでしょう。

人は誰でも勘違いをしたり思わずミスをしたりするものですが、同じ間違いを何度も繰り返してしまうと「自分が悪いから仕事をやめるしかない」と必要以上に思いつめてしまうのです。

仕事辞めたい理由は自分に何らかの原因がある場合もありますが、それ以上に「仕事が自分に向いていない」「社風が自分に合っていない」こともあります。
ストレスを感じることが増え、自分に適していない職場環境や仕事内容だと悟ったら思い切って転職を考えてみましょう。

仕事やめたいなら転職も?「自分が悪い」という考えは捨てて

仕事を辞めるのは悪くない「自分が悪い」と責め過ぎない

「仕事やめたい」と長い間悩んでいるのは精神的にもよいことではありません。
職場の仲間や友人に悩みを打ち明けて解消すればよいのですが、そうもいかないこともあるでしょう。

仕事を辞めることが悪いことであるという世間の風潮もありますが、仕事を辞めて新しい職場で新しいスタートを切ることは悪いことではありません。
むしろ仕事を辞めることで気持ちの整理ができることもあります。

「自分が悪い」から仕事を辞めるというネガティブな思考は捨てることが大切です。
前向きに新しい会社で成功している人は数えきれない程いますので「仕事辞めたい理由は自分が悪いから」と責めすぎないようにし新しい職場での可能性を期待していきましょう。

別の世界を見ることで社会経験を増やそう

転職をすることで給料や待遇が良くなることはよくあります。
前職で得た知識や技術をそのまま持ち込んで、新しい会社で生かせばよいのです。
会社によっては「経験者優遇」を掲げるところもありますので上手に自分のスキルを売り込んでみましょう。

転職のメリットは何より社会経験を増やすことができる点です。
ストレスと戦いながら一社に縛られて会社勤めをしている人よりよっぽど視野や見識を広げることができます。

転職では時間をかけて自分に合った職場をじっくり探すことができるという特徴もあります。
転職を専門とするカウンセラーに相談をしながら性格やスキルに適した会社を見つけて下さい。
社風や社内の雰囲気も確認することができます。