自分に自信が持てないのはなぜ?

自分に自信がもてない

誰でも一度は「仕事やめたい」と思ったことがあるでしょう。
勉強や部活動、サークル活動に力を入れていた学生時代と比べて、社会人になってからは仕事をして収入を得るようになるため仕事へのやりがいと並行して責任の重さも感じるようになります。

仕事を辞めたいと思う人の心の中をのぞいてみると「新しい仕事に自信がない」「自分の能力に自信が持てない」などが挙げられます。
自分のことを情けなく感じてしまい職場を逃げ出したくなってしまうのでしょう。

新しい職場では学ぶことやルールがたくさんあります。
無意味に自分を追い詰めてしまうと職場にいづらくなってしまうことがあり、結果的に「仕事を辞めるしかない」と考えてしまうのです。

新しい環境にどうしても慣れない

誰だって仕事を始めたばかりの頃は多少なりともストレスや不安があるものです。
新しい通勤経路、新しいビル、新しい上司や同僚など、新しい仕事に慣れるまでは時間がかかります。

しかし中には今まで慣れ親しんだ環境からどうしても離れることができず、新しい仕事での環境に順応できないことがあります。
理由はさまざまですが勤務地があまりにも遠すぎたり、新しい仲間と上手にコミュニケーションをとることができないこともあります。

「仕事辞めたい」と思う理由には新しい環境に馴染めない、慣れないということが挙げられます。
長い間環境に適応できないと体調にも異変が生じることもあるので気を付けなければなりません。

新しい仕事でミスを繰り返してばかりいる

「仕事辞めたい」と直感的に思うのは、上司に自分のミスを指摘された時ではないでしょうか?自分の間違いを注意されることには納得できても、こっぴどく怒鳴られたりするとどん底まで突き落とされたような気さえします。

ただし一度きりなら許されるものの、何度も同じようなミスを繰り返してしまうことで自信を喪失してしまうことがあります。
新しい仕事では覚えることがとても多く、どうしても間違えやうっかりミスが発生しがちですが、立て続けのミスで「もうダメだ」と思うこともあるようです。

必要以上に責任を感じることで多大なストレスを抱えてしまうことはよくあります。
できればストレスを発散する方法や場所が欲しいところです。

自分に自信がない人の特徴と「これからすべきか」

周りに気を使いすぎる

仕事に対して自分に自信がない人は、幼いころの家庭環境を振り返ってみてください。
両親がしつけや勉強に厳しかったりすると「成績がよくないと怒られる」「思ったことが言えない」など周りに気を使いすぎて育っていることが多いです。

自分に自信がないというよりは、周りの反応を気にしてから発言や行動を起こすことに慣れてしまっているため、本来の自分の姿を見失っているといえます。

「怒られるのがこわい」「トラブルを起こしたくない」などネガティブな感情から自分への自信のなさが生まれることもあります。
「周りに気を使うな」といわれても、それができないパターンです。
本当は周囲も驚くような能力があっても一歩引いてしまうのです。

褒められたことが少ない

仕事に対して、または自分自身に対して自信のない人は、自分の性格や能力をどうしても肯定的に見ることができない傾向があります。
謙虚にふるまうのは日本の文化といえますが、それを通り越して自分のことを何でも否定してしまう人です。

両親や学校の先生から自分の成果に対して公平な評価をもらっていた人は自分の達成したことに対して素直に喜ぶことができますが、そうでない人は自分の能力に対して自信を築くチャンスを逃してしまっています。

褒められたことが少なくても、実は行動力があって研究熱心の人はたくさんいます。
社会人になると自分より優秀な人も多くいますが、正当に評価をしてくれる職場なら褒められることも増えてきます。

適応障害かもしれない

仕事を辞めたい理由をはなから「自分に自信がない」からと結論付けてしまうのは早いです。
なぜなら、もしかしたら適応障害や人見知りなどが原因で職場に打ち解けることが困難になっているからかもしれないからです。

適応障害はごく普通の状況や出来事が「その人」にとっては耐え難く苦痛だと感じてしまう症状です。
気分が不安定になったり過剰反応を示すことがあるため、社会人として職場で活躍することが困難になることがあります。

適応障害の疑いがある場合は心療内科で診察を受けてみるとよいでしょう。
カウンセリングを受けながらストレスが生まれる環境を整理していき、適応能力を高めていきましょう。
職場への復帰ももちろん可能です。

「ほどほど」を上手に使いこなそう

社会人になると複雑な人間関係に直面したり過度なスキルを求められたりとストレスがたまりやすい環境が待っています。
しかし仕事は前向きにできるだけ楽しく続けたいものです。

人にはいろいろな性格があり誰もが個性を持って仕事に取り組んでいます。
そのため完ぺき主義だったり潔癖症であると多種多様な社会では生きづらくなることもあるでしょう。

「仕事やめたい」と思い詰める手前で「ほどほど」の自分を上手に見つけ出してみてください。
もちろん仕事でのミスは避けたいものですが、すべてを完ぺきにこなそうとしても一人では無理なこともあるということを認識しておくことがポイントです。