嘘も方便といえるの?

ついて良い嘘と悪い嘘がある

嘘も方便ということわざがありますよね。
これは、目的を遂げるためには、時には嘘をつくことも必要になるという意味となります。
この考え方によれば、嘘を付いても良いということになりますが、仕事を辞めたくなった時にも同様に嘘をついても良いのでしょうか?

それは、嘘の度合いによります。
あまりに非常識な嘘をついて辞めるのは、その人の人格を疑われかねません。
例えば、神の予言によって仕事を辞めることになったと嘘をついても、正直だれも信じませんよね。
もうこの会社で働かない!と決めていても、可能な限り円満に退職したいものです。
よって、あまりに非常識すぎる嘘はつくべきではありません。

本音と建前をうまく使い分ける

ついても良い嘘の代表格として、本音と建前があります。
本音では違うと思っていても、あくまでも当たり障りのない発言して、穏便に済ますことも、社会人として生きていく中では必要です。
あまりに建前ばかりを気にしているとストレスが溜まってきますが、退職するときだけでも建前を全面に押し出すことがおすすめです。

これだけ聞くと要領の良い人間に聞こえるかも知れませんが、これこそ嘘も方便といえる事象なのです。

こんな嘘なら許される!?おすすめの退職理由

勤務時間に対しての退職理由は?

昨今はブラック企業問題が表面化していますし、長時間労働も問題視されています。
その中で、長時間勤務に耐えきれず退職したいと考える方も多いのです。
そんな時に、ストレートに長時間働くのは嫌だという理由で退職するのは、なかなか勇気がいるものです。
そこで、建前的に使用したい嘘として家族などを取り上げる方法があります。

長時間働くという事は、会社の拘束時間が長くなることを意味しています。
会社に拘束されれば、家族と一緒にいる時間が削られてしまいます。
その点を強調して、家族の事情を理由にして退職するというのがおすすめです。
主な理由としては、子供の世話や家族の介護のためなどがあります。

給与面での不満を理由に退職する場合は?

友人などと話していると、自分の仕事があまりにも低収入で驚くことがあります。
そんな時に、より条件の良い会社で働きたいと思うのは当然の欲求ですが、日本ではまだまだヘッドハンティングなどが一般的ではないため、他の会社に移って仕事するという風潮がありません。

そこで、給与面を理由に退職したいと考えた時に、おすすめなのは「自分の能力を試したい」という理由です。
本音ではもっと給与を上げてほしい!と思っていても、それを我慢してより自分の能力を活かせる会社で働きたいということを伝えると良いです。
また、転職ではなく新たな資格を取得するため、などの理由もおすすめです。

人間関係に関する悩みで退職する場合は?

どんな世界でも、人間関係に悩んでいる方は多いものです。
特に、昨今ではパワーハラスメントが多くの業界で問題視されていて、改めて問題提起されている状況です。
そんな中で、人間関係で辞めたいと感じている方が退職する場合は、本音では事実を伝えたいところですが、それを言っても通じない場合が多いのです。

そこは、あえて人間関係などという言葉は一切使わず、職場を変えて自分の能力を試したいなどの理由がおすすめです。

福利厚生に関する悩みで退職する場合は?

福利厚生は、各企業で必須ではないため大きく差が出る部分です。
特に単身ではなく家族がいる方であれば、尚更大きく影響するものがありますから、福利厚生に不満を感じる場合も多いのです。
そこで、福利厚生を理由でやめたいと思う時に、あからさまに福利厚生を強調するのは良くありません。

あくまでも、企業によってはサービスに近い部分であるので、福利厚生に関しての話題は一切触れずに退職することがおすすめです。
やはり、職場を変えてより経験を積んでいきたいなどの理由がおすすめです。
これで、特に問題になることなく円満に退職することができます。